認可園の基本は法令順守
・規程に基づいて自治体の要望にあわせて実施しているから補助金が支給される。
・この規程に基づいて運営していなければ認可取り消しになる。
(これが監査に繋がっている明確な理由)
1、厚生労働省
→2、自治体
(住民のニーズにあわせた独自ルールで直接管理をし補助金を支給)
→3、保育園
(法令順守の枠組みの中で独自の運営方針を定める)
→4、保育士
(保育園の運営方針に基づき、保育指針に準じる範囲内で自分の想いを実現)
問題点1
・保育に明確な正解はないからこそ、各保育士も保護者も価値観の違いが生まれやすい。
問題点2
・この価値観の違いを調整するポイントが「明確なルールと根拠」であるがこの部分を無視してしま
うことで自分の価値観が強くなりすぎてしまうことが保育現場で多くみられる。
問題点3
・しかしこの法令順守ばかりを考えていると、一人一人にあわせた子どもや家庭への配慮が欠けてしまう。
・保育園や保育士の独自性が埋没してしまうという別の問題が発生する。もしも全てを法令順守でマニュアル通りに行うのであれば保育業務はロボットが行えばよいということにもなる。
重要ポイント
・「保育に正解はない」と言っても「保育に失敗や間違いはある」この失敗や間違いというのはこの法令順守から逸脱したものがほとんど。
・でもこのコロナ禍でもそうだが、時には保育園の衛生管理や保護者支援にはその場に応じて臨機応変の対応も必要である。これがロボットではなく人間が必要とされる一番の理由であり、これが保育園や保育士の独自性の必要な部分と言える。