こばやしだいすけ...保育士として旅に出ています

こばやしだいすけという現役保育士がこの在宅勤務と家庭保育の期間を本当に自由気ままに毎日を楽しみながら過ごしています。

だいすけの壊れた”過去”(番外編:後編)

◆ 今、この場所にいる自分の姿を当時は想像もつかなかった。

 

運動会の最中に"一瞬だけ"、自分の両膝を振り返った。

 

もう当時の私のことを知っている人たちの方が少なくなっているだろうけれど・・・14年前のあの日。

 

保育中にあの公園で落ちてくる紅葉を見つめながら・・・

 

私は3月末まで保育士を続けることを選択する代わりに3月末をもって長期休養することを一人で決意した。

 

夢を叶えて、ようやく挫折を乗り越え、そしてこれからという想いを持っていた保育士2年目にとっては本当に残酷であり、受けとめたくない現実だった。。。

 

 

 

 

 

 

◆ 現場に戻ってくることを何人が予想していたのかな

 

それでも保育という世界に何が何でも残りたかった私は一つの誘いを受ける形で東京に場所を移して保育業界を少し違う角度から専門的に勉強することを”仕事”として選択をした。

 

そして・・・本当に見えない所でひたすら努力と時間を費やして、一定の評価を受けると逆に自分は”保育現場”から遠くなっていった。

 

自分自身で掴みとった”保育業界で生き残り続ける新しい道”と引き換えに。

 

あの決断から4年が経過し、また私は自分の両膝を見ていたのを憶えている。

 

でもこの時あたりから私ではなく周囲の仲間たちが「だいすけは保育現場にもう戻ってこないのでは」という声も。。。

 

それでもたった2年で止まってしまった針をもう一度動かしたいという想いだけは自分自身の中でずっと秘めていた。

 

 

 

 

 

 

◆ 求められた場所。現場は現場でも・・・

 

この時、私は既に保育士として現場にいた時よりも、保育業界を違う角度から見ていた期間の方が長くなっていた。

 

でも・・・

 

 

・保育の情報屋

・保育の政治家

・東京で最も保育園のことを知っている人

 

保育現場からは遠ざかるも”保育業界”に最も詳しい保育士の1人として”保育現場以外で”呼ばれるようになっていた。

 

そんな私が時間をかけ戻ってきた保育園という場所。

 

この時、私が求められていたのはクラス担任や保育士業務がメインではなく・・・保育士たちの力になることで保育園を守っていくこと。

 

でも・・・間違いなく長い時間を経て自分は保育現場に戻ってきた。

 

直接でなくても、、、保育士の力になることで、間接的に子どもたちに関われればそれで充分。

 

これは紛れもない本音であり、自分自身の答えだった。

 

 

 

 

 

◆ いきなりどうしたの??

 

このブログを読んでくれた多くの人が・・・

 

だいすけ。いきなりどうした??

 

こう思っていると思う。特にこの1年間で私のことを知った人は尚更に(*'▽')

 

でも、荒巻シャケちゃんやBenさん。うちの交流会メンバーたち。13年前から私を知っている人は・・・

 

「だいすけのことはわかっているよ★」

 

きっと笑ってこういうだろうね(笑)

 

私が過去を振り返る時。それは新しくまた前を向いて歩みを速める時。

 

もう決して完治することのないこの両膝と、違和感が残り続ける右手のおかげで自分は今もこうして笑っているんだなって。

 

知っていました??

 

もう10年以上、私の両膝と右手には不安を抱えながら仕事をしていて、、、この両膝のおかげで私の保育士としての時計の針が一時期止まっていたことを(*^▽^*)

 

 

 

 

◆ 保育士と名乗って何が悪いんだい??

 

色々な意見があるかもしれないが、私は「今、現在。保育現場にいなくても同じ保育士という仲間」という考えがあります。

 

どんな事情であれ「保育というものに現場にいる時と同じ想いを持ち続けているならばそれで十分」

 

保育士という肩書で集客や注目を集めて違う目的を持っているなら別だけれど・・・

 

・定年退職をして多くの子どもたちに笑顔をもたらしてくれた大先輩

 

・子育てや家庭の都合で、その想いを身近な人間に注いでいる仲間

 

・想いは強くもっていても、様々な理由から保育現場にいることが最善の選択に出来ないという仲間

 

知っていますか??

 

本当は保育現場で子どもたちや保護者に最も身近に居たくても、その決断が出来ないことの葛藤って本当に深いものがあるんですよ(*^▽^*)

 

だから私は、どんな形でもいいから保育に関わりたいと思った。

 

そこで出した一つの答えが・・・

 

直接子どもたちに関われなくても、保育園や保育士の力になれれば、それでいいじゃん。

 

間接的にであっても、それが子どもたちや保護者の力になれれば私は十分満足。

 

だから私は・・・「想いが続いているならそれは保育士という仲間」という考えはきっとこれからもかわらないと思う。

 

 

 

 

◆ 保育現場からみた運動会

 

当たり前に過ごしている毎日の時間が振り返ってみると凄く幸せなことなんだと思うんです。

 

幸せの定義なんてものは人それぞれで、答えなんてものはありません。

 

だから私は、あれから14年の月日が経過し、こうして保育現場で「先生」と呼ばれながら運動会の開催側に回っていることに幸せを感じているんです。

 

なんだかんだ言って、こうして”担任”として保育現場に戻って来ていることを一番想像していなかったのは自分自身だったのかもしれません。

 

さて・・・

 

明日もまた自分自身が選択をしたこだわりの業界で、いつものように楽しく笑って来ましょうか(*^▽^*)

 

自分のペースで頑張っていきましょう!

 

※よし!次に向けての動機付け完了!!